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大会長挨拶
第115回日本獣医循環器学会定例大会開催にあたって
秋涼の項、会員の皆様におかれましてはご健勝のこととお慶び申し上げます。
日本獣医循環器学会第115回定例大会を日本獣医画像診断学会との共同で開催するにあたり、ご挨拶を申し上げます。
新型コロナウイルス感染症は、ワクチン接種の普及しつつある現在においても変異株が出現し、未だ終息の兆しが定まらず社会生活を不安に陥れ続けております。そのような状況において、昨年12月の第113回定例大会は会場を北海道から東京都内に変更し、オンデマンドのみで開催いたしました。しかしながら、今年7月に開催されました第114回定例大会では「聞くだけではなく、自身の持つ情報や疑問を議論したい」といった皆様の抑えきれない情熱から、参加様式は来場者数の制限をいたしましたが会場参集タイプ、そしてインターネットを介する在宅タイプのハイブリッド方式が採用されました。それにより、発表に対する質疑は参加様式にかかわらずリアルタイムで双方向性に活発に行うことができました。
さて、今回の第115回大会は前回大会と同様にコロナ禍においても学術大会開催にご理解をいただいた東京農工大学で開催いたします。本大会の参加様式は、前大会と同様ですが、クラスター対策として来場参加者数を制限し、来場いただくすべての方々に検温、手指の消毒そしてマスクの着用をお願いし、換気を徹底いたします。皆様におかれましては、議論が盛り上がるなか十分なソーシャルディスタンスを保っていただけますようご協力をお願い申し上げます。また、同時に開催されます認定医講習会はオンデマンド配信を行います。それにより、上京することへの危惧、あるいは日程調整が困難な方々にとっては後日に受講できますので、認定医講習受講の滞りが解消されます。オンデマンド受講を希望される場合も大会への参加登録を必要としますことご了解願います。さらに、前回大会から日本獣医画像診断学会と共同開催しておりますが、その際には双方の会場の間にはやや距離があり、しかも雨天であったにもかかわらず、互いの会場を往来する参加者数は少なくありませんでした。今回も両学会が共同で開催する機会に恵まれたことでさらに情報収集の場が広がると考えております。参加される皆様におかれましては参加様式の別なく本大会が日々の診療や研究の刺激となることを願いっております。
最後になりましたが、本大会を開催するに当たり、多くのご助言とご協力をいただきました学会関係者の皆様、運営をご支援いただきました実行委員の皆様、そして会場を快くご提供くださいました東京農工大学関係者の皆様に心より感謝申し上げます。
2021年10月
第115回日本獣医循環器学会定例大会
大会長 松本浩毅