大会長挨拶

 澄みきった冬晴れの日が続くころ、お変わりなくお過ごしのことと存じます。

 この度、第121回日本獣医循環器学会の秋季定例大会を開催するにあたり、ご挨拶を申し上げます。

 本学会は、国内が一様にそうであったように、新型コロナウィルス感染症への対策としてのオンデマンド開催を経て、その後の沈静化の状況に併せて東京農工大学キャンパスでのハイブリッド開催へと移行しながら、その役割を絶えることなく継続してまいりました。

 今回の大会は、長らく続いた非常時への対応に終わりを告げる久しぶりの地方開催であり、このような機会に大会長を務めさせていただくことを大変光栄に感じています。

 過去2回の大阪開催とは異なり、今回はより大阪の中心に近い淀屋橋に会場を移しました。オフィス街の一角ではありますが、中之島公会堂よりほど近く、宮本輝の小説の舞台としても有名な堂島川の川縁の景色は、皆様の循環器の学びにもよい気晴らしになると思います。今回の大会を実りの多い交流の場とするべく、多くの皆様のご参加と演題のご応募を何卒よろしくお願い申し上げます。

 最後に本学会開催にあたり、ご協力をいただきました企業関係の皆様、運営をご支援いただきました学会関係の皆様に厚く御礼申し上げます。引き続きのご理解とご支援を賜りますようお願い申し上げ、私からの挨拶といたします。

第121回日本獣医循環器秋季定例大会
大会長 島村俊介